自己破産体験の記録(自分で申し立て・取り立て・給料差し押さえの強制執行・免責決定・自己破産後)。 一人で悩む人が「誰かに相談しよう」そう思うようになってもらえればと願ってます。 |
1返済不能になる
自己破産しか残された選択が無いと思った私は、弁護士会に問い合わせをして、
一人の弁護士を紹介しもらいました。そしてすぐその弁護士に電話をし、あって
もらう約束(相談日の日時の予約)をして数日後会いにいきました。
そこは、駅から徒歩5分。私は約束の日に弁護士に会いに行きました。そこは
どこにでもあるよう雑居ビルの2階の法律事務所でした。恐る恐る事務所のドア
を開けると、正面に受付のおばさん(秘書?)が座っています。
そこは弁護士1人と受付のおばさん1人の小さな事務所でした。
おばさん「ご用件は?」
私「あっ、先日電話で面会の予約をした中村です。」
そう名前言うと、おばさんはそばにある椅子を指差して、私にそこで待つように
言うので、私はそこに腰掛け待ちました。
なにやら奥からは弁護士らしき人と相談者らしき人のやり取りの声が聞こえます
。鮮明には聞こえないのですが、穏やか世間話でないことはその空気で分かります
(少々緊張気味になってくる私)。
しばらくするとついに弁護士がやって着ました。(大きい人、歳は50歳くらい
か!?)おもむろに名刺を差し出し自己紹介を受ける(柿原弁護士(仮名))。
「弁護士の柿原です。書類をもってきましたか?」
「はい」
弁護士会館で弁護士を紹介してもらった際、債務についてを書き込む書類を弁護士
会の受付の人から受け取っていたので、あらかじめ全ての債務についてを(債権者数
・金額・金利・期間・返済額等)記入して用意していた(5年ほど多重債務期間があ
ったので、詳細を調べるのに大変であったが、分かる範囲で詳細に書いた)。その書
類を渡した(専門家が見れば私の債務状況一発で分かるはずだ)。
柿原弁護士はそれを見ると、首を傾げた・・・
「・・・」
そして、しばらく間をおいて返事をした。
(続く)
ブログ:「 自己破産からの再出発 」