自己破産体験の記録(自分で申し立て・取り立て・給料差し押さえの強制執行・免責決定・自己破産後)。 一人で悩む人が「誰かに相談しよう」そう思うようになってもらえればと願ってます。 |
2自己破産の決断
柿原弁護士「この状態では自己破産したほうがいいねぇ。」
予想通りなので、私は驚かない。しかし、あえてこう聞いた。
私「任意整理はできないでしょうか」
柿原弁護士は首をかしげる。見た感じ、できなくもないと言いたそうな顔であるが、
唇を噛むような顔をしている。そしてこう言った。
柿原弁護士「この状況とこれからのことを考えると、自己破産してゼロ
からやり直す選択をしたほうがいいと思いますね。何か、役員とか、資格を
目指していて問題があるとかはあるのかな?」
私「特に無いです」
柿原弁護士「ならそうした方がベストだろうね」
それから、、自分でやりたい事をつげ、自分で申し立てをすることにした。
手続きをする手順や方法、書類への記入の仕方等を具体的に聞いて教えてもら
った。裁判所に書類を取りに行くところから、免責まで丁寧に教えてくれた。
えらく早口だったので、メモを取るのに必死だった。
相談料時間はきっちり30分で済んだ。5000円払った。その弁護士
さんはやさしく親切であった。最後にこう声を掛けてくれた。
柿原弁護士「裁判は今約8ヵ月だ。時間は掛かるけどがんばれ。君なら一人
で免責まで行けるから自信を持って。もし分からないことや困ったことがあっ
たらまた連絡してきなさい」
そう声を掛けてくれた。なんだか安心した。
(続く)
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